渡邊奈央
【プロフィール】
16歳のある日、書き溜めた日記が
自分の弾くクラシックピアノに乗せて偶然曲になった。
以来本格的に作曲活動を志すように。
『歌は音楽に本来不必要な詞(コトバ)をつけることだから
その詞は人の心に響くものに、音がなくても心の通う詩に』。
詩の詞選びにもこだわった。
18歳で、ライブ活動を開始。
日常体験をさりげない日本語で的確に、リアルにストーンと表現した歌詞は、
行き交う人の足を止めた。
『請求書』は、有線インディーチャートTOP10入りを果たす。
万人が共有する体験ではない詩からもまた、あふれ出すNAOに宿した強さ、
正直さが彼らの心を奪った。
23歳夏、ニューアルバムのレコーディングがロサンゼルスで行われた。
憧れ、一度はあきらめた夢の海外。
「音楽は言葉や国の壁を越えた」 過去に書きとめた詩を、
新たな夢や希望の風を受けた『自分』と『音』で歌い上げたこのアルバムは、
まさにNAOのターニングポイントが具現化したと言える。
(2006年5月発表アルバム『nao watanabe』)
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